花音の森の堀です。
今日は、お庭施工例をご紹介します。
「木に虫が来て困る…」相談に、土中環境を見直すことを取り入れました。
土の中、考えたことありますか?
立派なジューンベリーや、シマトネリコがある、熊谷市内のおうち。
木を植えて、もう10年弱経っているのですが、「年々虫が来て困ってて」と相談を受けました。

木に虫が来るということは、人間に例えるなら、免疫力が下がっていて病気になるようなもの。
水はけが悪い土や、うまく根が伸ばせない環境のせいで、年数を経た木たちは、段々と病気や虫に対する抵抗力が弱まってしまいます。
花音の森の施工は、この土中環境を整えることから始めます。
どんな植物を植えるにしても、土の中がいい状態になっていることが必須だと考えているからです。
木を植える・庭を作るって、大切なのは今ではなくて、これから。
大きくなりすぎたり、枯れないように、年月をかけて育てていくことが、ガーデニングの楽しみなのです。
丁寧に土の中を作ることで、今後植物が健全に育つ環境にも繋がりますので、弊社の施工はここを大切にしています^^
この作業を行えば、土を入替えることも必須ではなくなりますよ。
土の中に新鮮な空気を届ける施工
そして、土中の環境を考えた時に大切になるのが、空気と水の循環。
植物が生きるためには、土の中に空気が必要なのですが、四方をコンクリートに固められた現状の建築物の中では、その空気の確保が難しいのです。
長年その状況で生きてきたけど、夏がものすごく暑かったり、逆に冷夏で日照が少なかったり…といった自然環境の変化のストレスが、蓄積されていき、虫や病気になってしまうのです。
病気や虫は仕方がないものではなくて、植物からのサインだと考えてみてください。
空気と水が循環できるように、透水管を敷地内に通しました。

そして、所々に縦の穴を作ります。

こうして、土中環境の改善を行い、木は透かし剪定を行いました。

あともう1つ大切にしていることが、木を切り過ぎないことです。
木は、切れば切るだけ生命の危機を感じて、枝葉を伸ばします。
人間は「また伸びたから切らなきゃ!」と丸坊主にして、植物は危機を感じて伸びる…その繰り返し。
でもいつか植物は疲れてしまって、元気がなくなります。
その時に「元気がないのよね、花が咲かなくなったのよね」と言われるなんて、かわいそうじゃないですか?(笑)

木を植える・庭を作るって一生もの。
もし、庭をリフォームすることがあったら、土の中の環境のことも、少しだけ考えてみてください^^
こちらのお客様のお庭、引き続き見守ります♪
