最近植物が元気なさそうなのは、肥料が足りてないから?

【はじめてでも失敗しない!ガーデニングを楽しむための9つのポイント】

 

今日は5つ目、肥料のお話です♪

ちょっと、ここまでのおさらいをしましょうか^^

 

1つめ<光>

2つめ<温度>

3つめ<水>

4つ目<土>

この4つ、すべてが上手に絡み合うと、植物が元気に育ってくれるようになります♪

とっても大事なポイントですので、覚えていてくださいね^^

 

さて、突然ですが、植物たちへ、肥料は何か使っていますか?

粒状のもの、水に溶かすもの、土に挿すもの…

様々なタイプの化学肥料が売られていますが。。。

 

ちゃんと考えて、買っていますか?(笑)

 

「そういえば、あの植物最近元気がないから、あげなきゃ~」

ってレジの横にある、土に挿す緑の液体…手に取ってませんか!?

 

スーパーやコンビニのレジ脇にあるガムを買うのとは、訳が全然違うのですよ(笑)

 

ちょっと、ここで土の中のしくみをご説明します^^

 

1枚の枯れ葉は、ダンゴムシやムカデなどの食料になります。

それらのふんをミミズなどの小動物が食べ、ミミズのふんをさらに小さな動物が食べます。

そして、さらに微生物に回されて、最終的に無機物になり、

土の中で水に溶けて、植物に吸収されるようになっています。

 

虫から微生物まで、命のバトンタッチをしながら、活動して食料を得るしくみです。

 

この活動のおかげで、土も耕され、ふかふかの土になるのです♪

 

一方、

「化学肥料」というものは、あげたらすぐに、植物が吸収できる無機物でできています。

植物は、手っ取り早く栄養を吸収できるので、

野菜や花の、収穫時期を早められたり、量を増やしたりできます。

 

ですが、先ほどお話した、1枚の枯れ葉から微生物に至るまで、命のバトンタッチの経緯…

これが全く、不要な物になってしまうのです。

 

ダンゴムシもミミズも微生物も、食べられるものがないので、生きられません。

 

土をふかふかにしてくれる者がいないので、どんどん固くなって…

 

結果、使える状態ではなくなり、土を捨てることにつながるのです。。。

“化学肥料を使うこと“

これを、人間の状況を置き換えてみるならば、

ご飯が食べたいのに、強い薬剤をずーっと点滴されている状態、なんです(笑)

 

…どうですか?

かわいそうなこと、していませんか~(>_<)

 

植物の生育に欠かせない窒素・リン酸・カリウムなどを足してあげることは、必要なことですが、

何も考えずになんとなくあげるのは、やめてほしいのです。

 

「最近元気がないのは、肥料が足りてないからだ!」

と結論付ける前に、先にお勉強した

・光の状況はどうか、不足しているまたは、強すぎるのでは?

・温度は適切かどうか

・水やり、5つの鉄則は完璧に守っているかどうか

 

ここをもう一度、見直してみることです^^

 

事実、植物は思っているより、丈夫で、したたかです。

肥料がなくなったからと言って、元気がなくなったり、枯れるわけではないのです。

むしろ、与え過ぎで植物を困らせています。

 

植物が欲しいものは、点滴ではなく、バトンタッチによって作られる、白いごはんなのです(^^♪

 

花音は、埼玉県熊谷市にあるアトリエで、 ハーブやアロマ・ガーデニングの各講座を通じて、 各家庭で簡単にできるガーデンセラピーの方法を伝えています。

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